電験3種

みんほし電験三種 電力の実践問題集レビュー!電力科目はこれで完璧!

2022年2月12日

電力科目が復活してしまった(> <;)

 

それにいつかは電験二種を受験するので電力計算の基礎を完璧にしたいよ。

 

良いテキストはあるのかな?

 

『みんほし電力の実践問題集』はどうでしょう。

 

電力科目の計算問題を完璧にするなら持ってこいです。

ソウケイ

 

前回までで『みんほし理論、機械、法規の実践問題集』についてレビューしました。

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電力は理論や機械に比べると、とっつきやすい反面で科目消滅して復活しやすい科目でもあります。

 

また電験二種まで受験予定の人は二次試験に行くまでに計算の基礎をしっかりと身に付けなくてはいけません

 

今回は

  • 理論または機械は合格できたけど電力が復活してしまった
  • 今年は電力がどうしても落とせない
  • 電験二種の電力管理の計算に自信がない

 

など科目合格者または電験二種を視野に入れた人向けの内容となっています。

 

みんなが欲しかった!電験三種 電力の実践問題集(以下、電力の実践)』の内容を詳しく紹介します。

 

この記事を読んで欲しい人

  • 今年に電験三種の電力を受験する人
  • 問題をたくさん解いて実力を付けたい人
  • 過去問をひねられると解けない人
  • 今年は電力科目を落とせない人
  • 電験二種 電力管理に向けて計算の基礎力を付けたい人
 

TAC×電験王のコラボ

『電力の実践』はみんなが欲しかった(通称みんほしシリーズ)の問題演習に特化したテキストです。

 

この電力の実践もみんほしシリーズで有名なTACが出版しているテキストとなります。

 

知ってる人も多いと思いますが、実践問題集シリーズは過去問解説で有名な電験王さんの著書です。

 

電験王さんのサイトを見れば、この電力の実践の分かりやすさも容易に想像できますね。

 

実践シリーズは言うなれば、『電験王さんのていねいな解説とTACの見やすいテキスト』のコラボ作品と言えます。

 

それでは、電力の実践の概要と特長を見ていきましょう。

 

概要および特長

独自問題

電力の実践は過去問題集ではなく、全てオリジナルな問題構成となっています。

 

なので、あるていど過去問を解き慣れた人でも、新たな気持ちで問題に当たることができます。

 

逆にこの電力の実践に慣れてしまっても、その後に過去問に当たれば『実力を付けた後に試験問題を攻略できる楽しさ』というメリットも出てきます。

 

全てのチャプターで問題がレベル分けがされています。

 

なので、問題演習に不安がある人も着実に実力が付きます

 

ソウケイ
基礎学習後にいきなり過去問にぶち当たって『圧倒的なレベルの高さに打ちのめされる』状態を防げます。

 

それに過去問の前にこのテキストに挑戦することで知ってる問題のパターンや幅が広がる利点はあります。

豊富な解答

前半が問題集、後半が解説を含む解答部分に分かれています。

 

問題部分が254ページ、解答部分が319ページあります。

 

理由の一つに問題部分より解答部分が多いのは解説がていねいなのもあります。

 

その詳細はあとで説明します。

 

切り離しできる冊子

みんほしシリーズの解説部は何点かの「のり」でくっついているので簡単に切り離せます。

 

なので、それぞれを別々に持ち運ぶことができます

 

ソウケイ
かなりスリムになるので、カバンがかさ張りにくいですね。

 

チャプター構成

内容は
  1. 水力発電
  2. 火力発電
  3. 原子力発電
  4. その他の発電
  5. 変電所
  6. 送電
  7. 配電
  8. 地中電線路
  9. 電気材料
  10. 電力計算
  11. 線路計算
  12. 電線のたるみと支線

 

の12章からなっています。

 

問題構成としては 

1.  水力発電

確認問題・・・ 17問

基本問題・・・ 5問

応用問題・・・ 4問

 

2. 火力発電

確認問題・・・ 17問

基本問題・・・ 12問

応用問題・・・ 12問

 

3. 原子力発電

確認問題・・・ 6問

基本問題・・・ 5問

応用問題・・・ 5問

 

4. その他の発電

確認問題・・・ 5問

基本問題・・・ 5問

応用問題・・・ 6問

 

5. 変電所

確認問題・・・ 8問

基本問題・・・ 7問

応用問題・・・ 6問

 

6. 送電

確認問題・・・ 17問

基本問題・・・ 15問

応用問題・・・ 13問

 

7. 配電

確認問題・・・ 5問

基本問題・・・ 6問

応用問題・・・ 7問

 

8. 地中電線路

確認問題・・・ 8問

基本問題・・・ 8問

応用問題・・・ 5問

 

9. 電気材料

確認問題・・・ 4問

基本問題・・・ 4問

応用問題・・・ 3問

 

10. 電力計算

確認問題・・・ 24問

基本問題・・・ 12問

応用問題・・・ 11問

 

11. 線路計算

確認問題・・・ 3問

基本問題・・・ 2問

応用問題・・・ 2問

 

12. 電線のたるみと支線

確認問題・・・ 3問

基本問題・・・ 3問

応用問題・・・ 2問

 

(※大問の2問は1問分としてカウント)

 

と、毎年にて出題ウェイトが高い『送電』や『電力計算』などの問題数が比例して多くなっています

 

それに計算問題に特化した10章以降をやり込めば、計算力をみっちり強化できます

 

全体像をつかみやすいイントロダクション

各チャプターの冒頭には概要が記載されています。

 

ワンポイントアドバイス

たとえば「5. 変電所、6. 送電、7. 配電、8. 地中電線路」のイントロダクションでは

 

ワンポイントアドバイス

5. 変電所: 送配電と組み合わされることも多く、機械や法規科目で出題される問題も多い

6. 送電: 送電線の構成機器や付属機器は基本として理解すべき、自然災害や振動の分野は重要

7. 配電: 10章の電力計算の前提となる知識が多い

8. 地中電線路: 施設方法やケーブルに関する出題、架空送電線との比較の知識を問う出題も多い

 

など、それぞれのチャプターで問題に取り組む際のアドバイスをしてくれます。

 

ソウケイ
無計画だとやみくもに問題を解きがちになります。

 

なので『どこが重要なのか』という心構えを前もって知っておくのは大事ですね。

 

 

出題数

また、それぞれのチャプターで毎年の試験で『およそ何問出る』という情報が載っています

 

例えば

  • 変電所・・・1~3問
  • 送電・・・1~3問
  • 配電・・・1~2問
  • 地中電線路・・・1問

 

と、いう感じなので、どこの章に最も力を入れるべきかが分かってきます。

 

ワンポイントアドバイスと組み合わせれば

  • 機械や法規科目の学習を終わらせたあとで頻出の変電所や送電の問題に取り組めば知識がより深まる
  • 10章の電力計算に入る前に配電分野をしっかり学習しておく

 

などの学習前での計画が立てやすくなります。

 

 

問題構成

問題集の構成としては主にポイントと問題の2点となっています。

 

ポイント

まず、各チャプターの始めにポイントがあります。

 

ポイントは問題を解くのに必要な公式、装置、施設の構造・特徴、現象の原理、攻略法について、2~9ページていどに凝縮して説明しています

 

ちなみに発電の中で高いウェイトを占める火力発電のポイントは

  • 気力発電設備と熱サイクル・・・5ページ
  • 火力発電の各種計算・・・7ページ

と計 12ページあり、発電分野の中では最もボリュームがあります。

 

変送配電の中で頻出な送電のポイントについては

  • 架空送電線路、充電電流、線路定数・・・7ページ
  • 送電線のさまざまな障害・・・9ページ
  • 中性点接地と直流送電・・・4ページ

と、計 20ページもあります。

 

図解をふんだんに使い補足説明がかゆい所に手が届くので、非常に分かりやすい内容となっています。

 

また、どこが『試験でよく出る』などの情報もあるので、覚えるべきポイントも分かってきます

 

問題演習につまづいた時にもポイントに振り返って確認することができます。

 

例えば「1. 火力発電」のチャプターでは

  • 汽力発電設備の概要
  • ボイラの種類
  • タービンと水車の違い
  • 熱サイクル
  • 熱効率計算
  • 復水器の損失
  • 燃焼計算と理論空気量
  • コンバインドサイクル発電の効率計算

 

と、火力発電で『ごちゃごちゃ』になりやすい箇所の違いが図解を使って分かりやすく説明されています

 

問題

問題は

 

  1. 確認問題
  2. 基本問題
  3. 応用問題

 

の3レベルに分かれます。

 

1. 確認問題

この3つの中では一番解きやすいレベルの問題です。

 

基礎学習で覚えたこと、つまりこの本では『ポイントの内容を理解している』かを確認する問題となります。

 

論説問題は穴埋めや〇✖問題が多く基本的に解答の選択肢がありません。

 

問題演習によくありがちな『答えの数字や番号を覚えて分かった気になっちゃう』という悪いクセが出ないようになっています。

 

論説だけでなく基礎的な計算問題もほどよく混ざってます。

 

なので、計算が苦手な人も初歩的なところから着実にステップアップできます。

 

こちらも選択肢がない問題ばかりなので解き方のプロセスを理解するまで計算問題をしっかり練習できます。

 

 

2. 基本問題

本番試験さながらの5肢択一式による問題です。

 

確認問題より一段レベルが高く、ポイントの公式、構造、原理現象をしっかり定着させるための問題ばかりです。

 

実際の問題の難易度にだんだんと近づいていくので、問題慣れもかねて力が付いてきます。

 

感覚的には本試験でのA問題やB問題の(a)みたいな易しい~中級レベルの問題ばかりです。

 

3. 応用問題
応用的な内容でハイレベルな問題ばかりです。

 

ただ、計算問題は基礎的なことの組み合わせや、文字通り覚えたことの応用です。

 

なので、問題の本質をしっかり理解していれば解ける内容となっています。

 

論説については、原理現象にかなり突っ込んだ問題が出てきます。

 

それに5つの選択肢の中から1つだけ誤りを見つけ出す『間違い探し』の問題も出てくるので、やはり難易度が高いです。

 

逆にこれが難なく解けるようになれば、装置の構造や原理をちゃんと理解できているということになります。

 

ソウケイ
そうすれば、難解な論説問題への恐怖感も薄くなりますね。

 

こちらも5肢択一式です。

 

感覚的には本試験でのB問題の(b)みたいな中級~難しいレベルの高度な問題ばかりです。

 

解説のていねいさ

問題部分が254ページに対して、解答部分が319ページと解答が1.25倍ほどのボリュームです。

 

基本的には白黒青の3色カラーで図もところどころで使っているので非常に理解しやすい内容となっています。

 

ソウケイ
解説を図で表してると頭の中でイメージがしやすいですよね。

 

ポイント参照

最初に各チャプターの公式や原理を説明しているポイントとの関連が記載してあります。

 

なので、問題に不安があればすぐにポイントに戻って再確認できます

 

注意点

解説の右側にはピンで解説の補足をしたり、著者の注目コメントによる注意点があります。

 

問題を解く時のポイントや盲点、別の角度での解き方、やりがちなミス、本番で効率的に解くコツなどを的確に説明しています。

 

ちなみに

  • 暗記ではなく導出してしっかり理解するところ
  • 概要だけで深掘りしない

などの補足説明がところどころに記載されています。

 

なので、学習にメリハリが付けることができます

 

問題文や選択肢記載

 

解説はていねいに問題文や選択肢を載せています

 

他社のテキストでは問題文に図が書いてあれば、解説部分は計算だけだったりします。

 

ひどいものだと計算自体を『はしょって』いることもあります。

 

ですが、『電力の実践』は計算を省略していません。

 

それに、解説部分に問題文や選択肢が載っているのでパッと見で全体像が手に取れるようになっています。

 

つまり、問題部分と解答冊子を行ったり来たりするロスがなくなります

 

ソウケイ
解答編1冊で問題演習が十分にできてしまうので、解答部分だけ切り離してコンパクトに持ち歩ける利点もあります。

 

まとめ

みんなが欲しかった!電験三種 電力の実践問題集』は全体的に

  • 基礎力が足りていないと解けない
  • メリハリが付けれる

ので、やり込むほどに着実に実力が付く王道な問題集となっています。

 

今年に電力科目を落とせない、かつ着実にレベルアップしたい人には『是非手に取って欲しい1冊』です。

 

また、電験二種まで受験を考えている人は、この本で計算力を上げるのもオススメです。







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