
学習時間は少なくても60時間は必要ではないでしょうか。

少し前の話になりますが、2021年度の技術士1次試験(電気電子部門)を受けてきました。
結果から言うと全然ダメダメでした。
備忘録として、勉強時間や参考書の進度・深度具合などをさらしておきます。笑
また2022年度に受験する可能性もゼロではありませんので。
それに今後に受験する人にとって、参考になれば幸いです。

勉強時間
今回の試験に費やした勉強時間を試算してみました。
試験日が11月28日(日)で10月20日あたりから勉強を始めたので学習日数は正味40日くらい。
勉強時間はおよそですが、平日は1~1.5時間/日で休みの日は1.5~2時間/日です。
試算すると、ざっくりですが計45~65時間でした。
間を取って55時間といったところでしょうか。
使用した参考書と学習深度
参考書
使用したテキストは以下の2つです。
専門科目: 技術士 一次試験 電気電子部門 過去問題集(電気書院)
基礎・適性科目: 技術士 第一次試験基礎・適性過去問完全解説&予想模試(ユーキャン)
技術士一次試験の受験科目は
- 専門
- 基礎
- 適性
の3科目ですが、1冊でまとまったものはありません。
基礎科目と適性科目は全分野にて共通科目ですが、専門科目だけ出題範囲が異なるからです。
ちなみに専門分野は電気電子を含んで全部で21個あります。
自己採点の結果はあとで述べますが、管理人の学習はこれらの過去問オンリーです。
学習深度
深度的には
- 専門科目: 2016~2020年を1~3周
- 基礎科目: 2015~2020年を1~2周
- 適性科目: 2016~2020年を1周
の過去問演習をやりました。
科目別に感触を書いておきます。
〈専門科目〉
2019年度に2回実施されてるので、実質6年分やったことになります。
専門は電験知識の貯金があったのと過去問の再現性が割りとあるので、2021年の試験はこれくらいで十分です。
過渡現象も電験二種の1次試験で学習しましたし、回路計算も解きながら何とか思い出していきました。
フーリエ変換や論理回路など解説を見ても簡単に理解できないものは捨ててました。
本番は35問出題されて25問選択できる、つまり10問は捨てれます。
それに、3科目それぞれが5割(13問)以上の正解で合格できます。
なので、電験に合格できるレベルであれば『全て深入りして覚えなくても合格ラインは超えれる』という感じでした。
〈基礎科目〉
基礎は文系出身者にはけっこうキツい科目です。
解説をよく見ても理解に時間が掛かりそうなフローチャートや論理演算が出てきます。
それらは速攻捨てました。
でも、しっかり深く勉強すべきだったと反省しています。
7年分の過去問を何度も演習して、分からない所をつぶしていけば基礎は何とかなる感じはします。
基礎科目は30問出題中の15問選択なので、こちらも捨て問が作れますし。
〈適性科目〉
適性はつかみどころがない科目ではありましたが、この本をやり込めば取れそうな感じはしました。
ただ、法律の条文も出来てますが、その他のほとんどがモラル的な問題ばかりです。
なので、学習の成果が一番跳ね返りにくい科目ではあります。
それに適性科目は15問出題ですが、問題の取捨選択は1つもできません。
ある意味、技術士一次試験の中で一番くせ者です。
学習順番
学習の順番は
- 専門
- 基礎
- 適性
の順に進めて最後に全体を1周しました。
この進め方でも問題はなかったと思います。
試験の様子
前泊
試験会場が名古屋でちょっと遠方でしたので、いつものようにホテルに前泊します。
会場は愛知県名古屋市の名古屋駅付近にある愛知大学でした。
会場入り
ホテルから歩いて10分くらいで会場に到着です。
他の分野の技術士試験も同じ大学で実施されていましたが、分野により階が分かれていました。

試験の感想
ざっくりですが2021年度試験の感想です。
専門: けっこう過去問のコピーが出てる
基礎: 4群(材料・化学・バイオ)と5群(環境・エネルギー・技術)以外が訳分からん、難しくない?
適性: 過去問レベルと同じくらい・・・かな
と、こんな感じです。
特に基礎科目の感触がなかったですが、「まぁ、基礎も適性も半分くらいは何とか取れてるんじゃないかな」と、試験終了時は思っていました。
自己採点
試験から8日後に技術士の正式解答が出たので答え合わせです。
- 専門: 17点(13点合格)
- 基礎: 8点(8点合格)
- 適性: 7点(8点合格)
「ん!?、ギリギリ落ちてんじゃんw」という感じでしたね。
意外にヤバいと思った基礎がギリで引っかかっていました。
ですが、大丈夫だろうという感触の適性が不合格でした。
と、いうことで2021年度の試験を黒星で飾ります。

反省点
色々と言い出せばキリがないですが
- 勉強時間をもっと確保すべきだった
- 他事をやりすぎ
- 電験に合格して天狗になっていた点
かなと。
今回の進め方で言えば、最低でも60~80時間の学習が必要だと確信しました。
あと、ブログなど他の事を優先していたのも良くなかったです。
やはり、私のような凡人は一つに集中すべきです。
そもそも、電験を経験してるので「ちょろっとやれば受かるでしょ」と、最初から舐めてました。

まとめ
と、いう訳で最後になるかも知れない試験を敗北で塗りつぶしてしまいました。
2022年度の技術士試験は受けないかも知れません。
ですが、今回受験したことで結果的に己の甘さが良く分かったのが唯一の収穫です。